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疲労からくる発熱に特効薬はないのか!?

人の体温は通常一定の温度にコントロールされていますが、様々な要因により高くなることがあります。

発熱も身体からの警告のひとつで、ウイルスや細菌などが身体に侵入したことを知らせるための症状です。

発熱する事で、人は「風邪をひいたかな?」「何かの病気になったのかな?」と気づくことができます。

 

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発熱とは

発熱とは、脳が身体に指令を出して、免疫細胞が働きやすいよう体温を上げている状態です。

そうすることでウイルスや細菌と戦っているのです。

また、ウイルスや細菌による理由以外でも、発熱することがあります。

それは、疲労やストレスから来る心因性発熱と呼ばれるものです。

心因性発熱は微熱が長期間続くこともありますし、高熱になることもあります。

この発熱はウイルスによる炎症が起きて出る熱とは違い、風邪薬や解熱剤などで熱が下がることはありません。

では、どのような治療があるのでしょうか。

まずは、その違いを見ていきましょう。

 

発熱の種類

①ウイルスによる発熱

発熱と聞くと、風邪をひいた時やなんらかの病気にかかって熱が出る、ということがまず頭に浮かびますね。

これは身体の中に病気のウイルスや細菌が入ってくると、その病原菌を体の外に出そうとして免疫活動が活発になることから起こる症状です。

身体の中に入ろうとする病原菌の侵入から、自分自身を守る為に身体が起こす防御反応のひとつなのです。

病原菌に勝つために身体が発熱しているわけですから、安易に熱を下げるわけにはいきません。

ですから、解熱剤というのはあまり高熱ではない場合には、使用しないように言われているのです。

風邪をひいて病院に行った時、医師から「解熱剤は38度以上になってからしか使わないように」と言われるのはそのためです。

 

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②疲労による発熱

一方でウイルス以外で熱が出る原因としては、残業続きで疲れがたまっている時、睡眠不足で疲れがたまっている時、精神的な疲れが重なっている時・・・

いわゆる疲労による発熱があります。

この疲労による発熱は、ウイルスによるものとは違い、解熱剤を飲んでも効果はありません。

ハードな仕事やストレスの多い仕事を抱えている人が、原因不明の発熱に悩まされたという話が良くありますが、これが疲労による心因性発熱と呼ばれるものです。

病院に行き風邪やインフルエンザの可能性を疑われて検査をするのですが、「異常なし」

血液検査・尿検査・心電図・血圧・・あらゆる検査をしても、異常が認められずかえって不安になる人も多いようです。

この心因性発熱は、薬での治療というより休息によって改善する場合がほとんどです。

人によっては、食事以外の時間を全て睡眠に充てて、嘘のように熱が下がったという話もあります。

仕事を休めない・評価が下がる・周りに迷惑をかける・・・責任感が強い人ほど、仕事を休まない傾向にあるかもしれません。

また働き過ぎと言われる日本人の特徴かもしれません。

しかし、心因性発熱は放っておくと、あとから思いもよらぬ方向へと進んでしまう事があります。


それでは心因性発熱の原因として、具体的な例をいくつかあげてみましょう。

1.人に会う

2.極度に緊張する場所に行く

3.仕事に行く

4.授業に出る

5.喧嘩をする


このような普段の日常生活の中での活動によるものです。

また、以下のような慢性的なストレス状況からも発熱する事があります。

1.残業が続いている

2.介護で疲れ果てている

3.授業と部活の両立が困難である


このようなストレス状況をすぐに改善する事は難しいかもしれませんが、一時的にでも休むことが大切です。

頑張り屋さんと言われて育った人の中には、休むことに罪悪感を持つ人もいるかもしれません。

自分はもっとやれるはずだ、と思うかもしれません。

しかし、風邪をひいて発熱したら安静にすることと同じように、疲労による発熱が出た場合はゆっくり休むこと、それが一番の薬です。

 

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心因性発熱はそのまま放置しておくと不眠・頭痛・高血圧を併発したり、うつ症状が出ることもあります。

休みがとれずにうつ病が進行し、自殺に追い込まれたというような悲惨な状況を、ニュースなどでもよく聞くと思います。

そのような事にならないよう、原因不明の発熱で最近忙しくて疲労がたまっているなと感じたら、まずは睡眠をしっかりとってゆっくり休むのが先決です。

自分自身の身体からの警告だと思って、日ごろの生活のペースをスローダウンすることを心がけて下さい。

 

覚えてほしい、三大生体アラーム

健康について考える時、ぜひ覚えてほしいのが、『三大生体アラーム』です。

これは、身体から発せられる『警告』で、その警告は3つあります。

時計のようにアラーム音が出ることはありませんが、人の身体から異常を知らせるサインのことです。

その3つとは「痛み」「発熱」それに「疲労」です。

痛みと発熱は身体の異常として自覚しやすいものですが、疲労に関してはそれぞれの感じ方に違いがあるという認識もあります。

そのため疲労がたまっていると自覚するまでに、時間がかかるという点が考えられます。

ここではそれぞれの性質や対処法について解説します。

①痛み

痛みがあると、人はその痛みを解消するために何らかの処置を施します。

身体のあらゆる部分に出る痛みは身体からの警告の一種です。

ですから人は、怪我をして痛みがある場合は安静にして痛みが早く治まるようにしますし、食べ過ぎてお腹が痛くなった時には薬を飲んで、その痛みを和らげようとします。

身体は痛みを発することで、その異常を知らせてくれているのです。

ただ、痛みとひと口にいっても、原因や状態によって様々なものがあります。

怪我による炎症や刺激からくる痛み・病気によって神経が障害される事による痛み・ストレスからくる社会的心理的な要因によって起こる痛みなどです。

そもそも痛みというのは、交感神経を緊張させ、運動神経を興奮させて、その結果血管の収縮や筋肉の緊張を起こすことです。

血管の収縮や筋肉の緊張は、血行不良を促し、さらに痛みをおこす物質の発生へとつながっていくのです。

これが痛みが起きるしくみです。ですから通常は、血行が改善され交感神経の反応がおさまると、痛みは鎮まります。

しかし、痛みが長引いたり、仕事や人間関係などのストレスにさらされていると、痛みを感じる物質が多く発生することがあります。

そうなると、本来人の脳の中にある痛みを抑える神経の力が弱まり、痛みが慢性化するといわれています。

不安や恐怖から、不眠・うつ病など他の病気を引き起こすきっかけにもなります。

ですから痛みは慢性化する前に、早めに受診・治療を行うことが重要です。

②発熱 

前述した通り、ウイルスによる発熱と疲労によるものとがあります。

③疲労 

疲労というのは、体温計で測ったりなんらかの痛みを感じるものとは違い、客観的な尺度がありません。

そのため、「この程度の疲れなら・・・」と無理を重ねがちです。

他人と比べることができませんし、自分の自覚症状にゆだねられているので周りには伝わりにくい状態です。

疲労度を測定する計測器などがあれば分かりやすいのですが、どちらかというと軽視されやすい身体からの警告です。

疲労を一言で表すとすれば、作業能率が下がった状態になっていることです。

注意力が散漫になり、刺激に対して反応が鈍くなります。

また、動作も鈍くなりテキパキと動くことができなくなります。

普段はバリバリ仕事をこなしている人でも、疲労がたまると「おかしいなぁ。いつもなら1時間でこのくらいの仕事は出来るのに・・」と作業能率の悪さを感じてきます。

また「あれ?ここ、間違ってますよ。」と考えられないようなミスを指摘され、自信をなくすことも出てきます。

疲労がたまると生活リズムが崩れやすくなって、ホルモンバランスも乱れてしまいます。

先に述べたように、発熱が続く場合もあります。

この場合まずはしっかり睡眠を取って、のんびりと過ごすことがポイントです。

 

まとめ

疲労からくる発熱には、まず睡眠・休息・ゆったりとしたペースで過ごすことが一番です。

インターネットで「疲労度チェック」ができるサイトなどもあります。

気になる方は、一度自分自身の疲労度を確かめてみるのもいいでしょう。

また、「痛み」「発熱」「疲労」の三大生体アラームは、健康を維持するための身体からの警告です。

自分の身体からの警告に敏感になって、早めの休息を取るようにしましょう。